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患者さんとのコミュニケーションの取り方

病気は字で書いてある通り、気を病んでいるため、病気で初めて入院している人や、手術や検査に向かう患者は不安な気持ちでいっぱいになっていることがあります。そんな患者の不安な気持ちを和らげ取り除いてあげるのが、看護師の仕事です。緊張や不安を抱える患者さんの気持ちを前向きにさせるには、どのような対応をすればいいのでしょうか。患者と接する時に看護師が心がけなければならないことは、どんな時も笑顔で接するということです。看護師の笑顔を見ることで、患者は病気と闘う勇気が湧いてきたり、すぐに元気になれそうと、前向きになったりすることができます。ウソの笑顔では患者に無理して笑顔を作っているなとバレてしまうので、看護師は素敵な笑顔ができるように、看護師自身の体と心の健康をキープするということが大切です。

また、話し方にはその人の感情が現れます。話し手が忙しくて心に余裕がなくなっていると、話を聞く側はとげのあるように感じることがあるのです。心に余裕がなく、強い口調や早口で患者に話しかけると、緊張や不安を高める場合があります。少しでもリラックスしてもらえるように、コミュニケーションをとる時は穏やかで、ゆっくりした口調で話しかけてみましょう。時にはちょっとしたジョークやユーモアを交えることで、患者の緊張を緩和したり、相手に心を開いてもらったりすることができます。ユーモアを上手に活用するなど、相手を安心させられるようなコミュニケーションを取ることで、患者だけでなくその人の家族もリラックスさせることができるでしょう。